昔むかし、医者といえば、内科医だけでした。
英語で内科=メディスンは、そのまま「医学」と言う意味でもあります。
残念なことに、人間の歴史は、戦争と無縁ではありません。
そして戦争は、外科という分野を発展させたのです。
さらには、外科の発展から麻酔の専門科が必要になりました。
こんな具合で、社会の発展とともに、きめ細かく専門的に対応する必要から、
子供は小児科、皮膚は皮膚科と、分かれていったのです。
さらには、内科の中でも、呼吸器内科、消化器内科、神経内科と言う具合です。
今は、もっと細かくなって、手の外科、肝臓内科、血管外科、乳腺外科、アレルギー科、糖尿病外来など、臓器別、病気別にまでなってきました。
専門に分かれて、高度で最先端の医療を提供するのは、いいのですが、
さて、「胸が苦しい」人は、何科にいけば良いのでしょう。
呼吸器内科、循環器内科、もしかして、肋骨の痛みなら、整形外科、あるいは胸部外科。
ひょっとしたら、血管外科、心臓外科、気のせいかもしれないから心療内科、精神科、神経内科、神経科、さあ、どれでしょう。
実は、いきなり細かい専門の科を受診すると、違った場合は、面倒になります。
もちろん、お医者さんによっては、専門以外の病気も診たりします。
けれども、大きな病院で、同じ場所に他の専門の同僚がいれば、
やっぱり、そちらで診てもらおうと思うのです。
医学の入り口が、内科と外科などのように、やはり、最初に行く医療機関は、おおまかな標榜(何科という看板に出すことです)の科が、お勧めです。
ちなみに、現在、歯科系を除いて、標榜できる科の数は、33科目*と麻酔科です。
(麻酔は、特別な許可が必要です。ちなみに、私は、麻酔科標榜医ですが、クリニックの施設などを考えて、麻酔科を看板には書いていません)
※参考:標榜できる診療科名(医療法第70条、医療法施行令第5条の11)
(医業)
内科、心療内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、胃腸科、循環器科、アレルギー科、リウマチ科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、こう門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、気管食道科、リハビリテーション科及び放射線科